少年マック

画像と内容は関係ありません。
飲んで帰っていつもの地下鉄の駅に降りたのが11時過ぎ。
涼しい風に酔いを醒ましながら歩いていると後方でケータイで会話する声が聞える。
その電話が終わると「すいませ~ん。」
振り向くとチャリに乗った高校生くらいの青年。
「君、もしかしてジャニーズとかにいなかったっけ?」と聞こうかと思うような美少年。 線は細い…
「あの三丁目ってどっちでしょうか?」
そのジャニーズが想像していた通り道を尋ねてきた。
「三丁目は広いからね~」とは言わない。
今僕が降りてきた地下鉄の駅の事だと解っていたし、すでに私は彼の行きたいところを知っていた。
「駅の高架下にあるマックだね」
「聞えましたか…?(笑)」
聞くともなしに聞えてきたケータイでの会話からこれからの彼の行動予定は当然わかっていた。
駅から帰宅途中の私の後ろからやってきたジャニーズにまったく逆方向に来ていることを告げ道を教えると「わかりました。ありがとうございました。」と爽やかに礼を言った。
人にモノを尋ね、教えてもらったらお礼を言う。
当たり前のことだが、彼は正しい!
人にモノを尋ねたり尋ねられたりするが、私も尋ねれば当然最後に「ありがとうございます。助かりました。」くらいは言う。
が、教えてもお礼を言わないのが大抵中年以降のやつらだ。 何様だ?ばか!と言いたい。
最近は若い奴のほうがよっぽど常識があるように思う。
横柄な言葉で道を尋ねてくるバカ年寄りどもには丁寧な言葉で逆方向を教えるようにしている。
高校生に見えたジャニーズくんが真夜中近くにマックに行くことが常識の範囲内とも思えないが、それよりも「若者よ、ファーストフードは君の体を蝕んでいるぞ!」と言ってあげれば良かったかな…
などと考えていた私に常識を語る資格があるのか?
生きるって難しい…
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