ゆれる >>> +α

静かに淡々とした映画だが感情・心の動きが激しく観終わった後の満足度が高い映画。

弟:今まで観たオダギリ・ジョーの中では一番“上手さ”を感じた。

兄:この人、意外と存在感が強くて、今回くらいの押さえ気味の演技がちょうどイイ。

女:こーゆー切ないことする人ってホントにいるのでしょう… か? いるのでしょう・・・
真木よう子って女優の作品を知らぬ間にいくつも観ていたが印象が薄い…

バイト君:ストーリーの中で意外な存在となるこのバイト君。
彼の生き方まで感じられるのはシナリオが素晴らしいからだと思う!

キム兄:「あちゃーこりゃ失敗!」と始め感じたが進むにつれ「あ~なかなか良いのね!」に変わった。

感情が “ゆれる” 人間ドラマとしても、『殺人か? 事故か?』に “ゆれる” ミステリとしての緊張感もあり、ストーリーとともにこの “ゆれる” と言うタイトルも素晴らしい!

感情で揺らいでしまった記憶を引き戻す“小道具”やミステリの謎を解く“あのワンショット”等、蒔かれた伏線が最後にきちんと回収されるのが心地よく、ラストシーンも絶妙だと思う。