シャイニング -Stanley Kubrick's THE SHINING-
ギックリ腰療養中の僕は治療の一環として映画鑑賞をしました(^_^;)
なにせ、安静が一番ですから・・・
で、またまたロッカリアさんにガンガン影響を受けてのこの作品の鑑賞です
酷評された名作『Stanley Kubrick's THE SHINING』です(^_^;)

キューブリック監督の作品の中では1番解り易く、深く記憶に残ります…


ブレのないなめらかなバードアイ
このころ、開発されたばかりのステディカムというサスペンションなどを利用して撮影映像のブレを防止するためのカメラ支持機材を使ったそうで、このぬめぬめっとした映像が、もうなにやら怖かったです
正しく言えば、ここにあの音楽が流れていたから怖いんであって、明るい曲なら全く印象が変わるんでしょうが…
観て以来、今だに恐怖のトラウマとなっているのがコノ画です






不思議なのは“なにが怖い”のかわからないとこ(。´・ω・)ん?
目標をセンターに入れてスイッチ・・・
目標をセンターに入れてスイッチ・・・
目標をセンターに入れてスイッチ・・・
目標をセンターに入れてスイッチ・・・
碇シンジのセリフのような映像です(^_^;)
廊下… 双子の少女… 別に怖い要素じゃないですよね… でも~
まぁ誰もいないはずのところにいるんだから怖いんでしょうが、僕はこの画を単体で観てもなんだか不安で恐ろしい感じがしてなりません



廊下で遊んでいると黄色いボールが転がってくる 転がってきた先には誰もいない…
J-ホラーなんんかでも散々使っていますね が、この廊下の奥行きがイイ 暗くないのがよりイイ
もう、なんだか“廊下”が怖い…



『237号室』 “いわゆる”1番ホラー映画っぽいのはこの部屋のシーンではないでしょうか?


今回「シャイニング」についての批評をいくつか読んでみましたが、とても多いのがジャック・ニコルソン、シェリー・デュヴァルがミスキャストであるということ…
シェリー・デュヴァルの顔が個性的過ぎるのがダメ?らしいのですが…
夫は気がふれ、息子は理解不能… 閉ざされ頼れる者のない中で「どうしたらいいのよアタシ~ヾ(;;゚Д゚)ノ」
そんな状況が凄く伝わる良い演技だと思えるんですが…
ジャックにしてもホテルに狂わされて行くようですが、もともとその要素は持っていることがわかりますから、最初から怪しくてもいいんじゃないでしょうか?
もちろんゼロから始ってどんどん狂ってゆくそのギャップが大きいほど良いという見方もあるのでしょうが、禁酒までしなければならない不安定な主人公が、妻や子に対する愛情で留まれるか、ホテルの輩に憑かれてしまうのかってストーリーなのだからこれはこれでジャック・ニコルソンの演技も素晴らしいと思いました
ストーリーと言えば、観終わってわかるのはこの作品は主人公の脆弱な神経が崩壊してゆくのをホテルの力が加速させてゆくお話だったということです
僕らはこの作品の中で、少なくとも3つの世界を見せられていると思うのです
ひとつは現実
ふたつ目はジャックの小説の内容なのか、心の欲求なのか解りませんが、彼の心象…
迷路のジオラマを見るシーンやホールで酒を飲み始めるところなどはジャックだけの世界だと思います
そしてホテルの住人の世界
ジャックの心が折れそうになっているところにスーッと入ってくるバーやトイレのシーン
小説の中でジャックは家族を殺すところまで想像し、ホテルはそこに付け込んで一気に3人を取り込もうとします
僕としてはウェンディとダニーはハロラン(能力者のコック)が開けてくれた風穴から現実社会に逃げ延びて、ジャックはホテルに飲み込まれたと思っています
この作品に批判的な方の殆どが“原作”との違いを指摘します
映画を観て来て原作との違いってのは毎回ついてくるお話で、大抵は原作の素晴らしさを台無しにして映画は負けます(^^ゞ
原作を読んだ弊害とでも言うのでしょうか…
幸いにも?僕は読んでいなかったので楽しめました!
で、やはりキューブリック監督の作品は画が1番!



色と空間、スローモーションの使い方、どこも凄いなぁ~と思うんですよ
ところでこの作品の画は奥行きをうまく使ってあって、さらにはシンメトリーが多いですね!
奥まで見通せると先の方に何かありそうで探ってしまいますね
普通シンメトリーは人に安定感を感じさせるものなのに、この映画でその安定感のあるシンメトリーの画の中に視線を常に先へと誘う奥行があってむしろいつ崩れるかわからない不安を抱かせているようです…
さて、このシーンなのですが…
雪深い山のホテルの人がいない時間の雰囲気ってのが凄くよく伝わってくるんですよ!
節電のために照明は消してあるのに窓からは雪の照り返しも手伝って真っ白い光が入ってくる…
僕は昔長野県の志賀高原と言うところのリゾートホテルで働いていて山奥に住んだことがあって、このシーン以外にも頷けるところがいっぱいあったのです
そんなところからも画作りの凄さをいちいち感じずにはいられません(。´ー`)スゴイネ…
さて、僕はジャックがホテルに取り込まれたと思いましたが、これにもいろんな意見があるようです



エンディングのこの写真 センターにジャック 狂った彼はあっちの世界に逝ってめでたしめでたし…(?)
なのでしょうか?(家族が崩壊したのだからめでたいことはないんですよね(^^ゞ)
ホテルの要望(妻や子の“しつけ”)にことごとく失敗したジャックをホテル側が諸手をあげてウェルカム!だったとは思いにくい…
写真のクローズアップを見るとジャックの腕を後ろから攫む腕が!
なにやら“逃がさないぜ”みたいな感じ…
このあたり、ジャックの笑顔が僕を惑わせます… (^・ω・^).....ンニュニュ? ど~ゆ~こと?
疑問が残らないわけでもないのですが、この映画、僕にとってはやっぱり傑作なんですよね~
どーでしょう? ロッカリアさ~ん!
ただ、このポスターは認められません(>o<")
これだけ見たらSF映画だぜ!
で、最後に・・・

ハロランの寛ぐシーン
アメリかっ!

なにせ、安静が一番ですから・・・
で、またまたロッカリアさんにガンガン影響を受けてのこの作品の鑑賞です
酷評された名作『Stanley Kubrick's THE SHINING』です(^_^;)

キューブリック監督の作品の中では1番解り易く、深く記憶に残ります…


ブレのないなめらかなバードアイ
このころ、開発されたばかりのステディカムというサスペンションなどを利用して撮影映像のブレを防止するためのカメラ支持機材を使ったそうで、このぬめぬめっとした映像が、もうなにやら怖かったです
正しく言えば、ここにあの音楽が流れていたから怖いんであって、明るい曲なら全く印象が変わるんでしょうが…
観て以来、今だに恐怖のトラウマとなっているのがコノ画です






不思議なのは“なにが怖い”のかわからないとこ(。´・ω・)ん?
目標をセンターに入れてスイッチ・・・
目標をセンターに入れてスイッチ・・・
目標をセンターに入れてスイッチ・・・
目標をセンターに入れてスイッチ・・・
碇シンジのセリフのような映像です(^_^;)
廊下… 双子の少女… 別に怖い要素じゃないですよね… でも~
まぁ誰もいないはずのところにいるんだから怖いんでしょうが、僕はこの画を単体で観てもなんだか不安で恐ろしい感じがしてなりません



廊下で遊んでいると黄色いボールが転がってくる 転がってきた先には誰もいない…
J-ホラーなんんかでも散々使っていますね が、この廊下の奥行きがイイ 暗くないのがよりイイ
もう、なんだか“廊下”が怖い…



『237号室』 “いわゆる”1番ホラー映画っぽいのはこの部屋のシーンではないでしょうか?


今回「シャイニング」についての批評をいくつか読んでみましたが、とても多いのがジャック・ニコルソン、シェリー・デュヴァルがミスキャストであるということ…
シェリー・デュヴァルの顔が個性的過ぎるのがダメ?らしいのですが…

夫は気がふれ、息子は理解不能… 閉ざされ頼れる者のない中で「どうしたらいいのよアタシ~ヾ(;;゚Д゚)ノ」
そんな状況が凄く伝わる良い演技だと思えるんですが…
ジャックにしてもホテルに狂わされて行くようですが、もともとその要素は持っていることがわかりますから、最初から怪しくてもいいんじゃないでしょうか?
もちろんゼロから始ってどんどん狂ってゆくそのギャップが大きいほど良いという見方もあるのでしょうが、禁酒までしなければならない不安定な主人公が、妻や子に対する愛情で留まれるか、ホテルの輩に憑かれてしまうのかってストーリーなのだからこれはこれでジャック・ニコルソンの演技も素晴らしいと思いました
ストーリーと言えば、観終わってわかるのはこの作品は主人公の脆弱な神経が崩壊してゆくのをホテルの力が加速させてゆくお話だったということです
僕らはこの作品の中で、少なくとも3つの世界を見せられていると思うのです
ひとつは現実
ふたつ目はジャックの小説の内容なのか、心の欲求なのか解りませんが、彼の心象…
迷路のジオラマを見るシーンやホールで酒を飲み始めるところなどはジャックだけの世界だと思います
そしてホテルの住人の世界
ジャックの心が折れそうになっているところにスーッと入ってくるバーやトイレのシーン
小説の中でジャックは家族を殺すところまで想像し、ホテルはそこに付け込んで一気に3人を取り込もうとします
僕としてはウェンディとダニーはハロラン(能力者のコック)が開けてくれた風穴から現実社会に逃げ延びて、ジャックはホテルに飲み込まれたと思っています
この作品に批判的な方の殆どが“原作”との違いを指摘します
映画を観て来て原作との違いってのは毎回ついてくるお話で、大抵は原作の素晴らしさを台無しにして映画は負けます(^^ゞ
原作を読んだ弊害とでも言うのでしょうか…
幸いにも?僕は読んでいなかったので楽しめました!
で、やはりキューブリック監督の作品は画が1番!



色と空間、スローモーションの使い方、どこも凄いなぁ~と思うんですよ
ところでこの作品の画は奥行きをうまく使ってあって、さらにはシンメトリーが多いですね!
奥まで見通せると先の方に何かありそうで探ってしまいますね
普通シンメトリーは人に安定感を感じさせるものなのに、この映画でその安定感のあるシンメトリーの画の中に視線を常に先へと誘う奥行があってむしろいつ崩れるかわからない不安を抱かせているようです…

雪深い山のホテルの人がいない時間の雰囲気ってのが凄くよく伝わってくるんですよ!
節電のために照明は消してあるのに窓からは雪の照り返しも手伝って真っ白い光が入ってくる…
僕は昔長野県の志賀高原と言うところのリゾートホテルで働いていて山奥に住んだことがあって、このシーン以外にも頷けるところがいっぱいあったのです
そんなところからも画作りの凄さをいちいち感じずにはいられません(。´ー`)スゴイネ…
さて、僕はジャックがホテルに取り込まれたと思いましたが、これにもいろんな意見があるようです



エンディングのこの写真 センターにジャック 狂った彼はあっちの世界に逝ってめでたしめでたし…(?)
なのでしょうか?(家族が崩壊したのだからめでたいことはないんですよね(^^ゞ)
ホテルの要望(妻や子の“しつけ”)にことごとく失敗したジャックをホテル側が諸手をあげてウェルカム!だったとは思いにくい…
写真のクローズアップを見るとジャックの腕を後ろから攫む腕が!
なにやら“逃がさないぜ”みたいな感じ…
このあたり、ジャックの笑顔が僕を惑わせます… (^・ω・^).....ンニュニュ? ど~ゆ~こと?
疑問が残らないわけでもないのですが、この映画、僕にとってはやっぱり傑作なんですよね~
どーでしょう? ロッカリアさ~ん!
ただ、このポスターは認められません(>o<")

で、最後に・・・

ハロランの寛ぐシーン
アメリかっ!
