洋食キラク
土曜日に休日出勤して千葉方面でまじめに仕事をするという大人的な行動をとり、なんとなく社会人としてのアイデンティティーを保っています
が、まじめも長続きはしないのでとっとと終わらせて週末の街へチャリでGO!
で、まじめですからお昼も食べずに働いていたので何か食べたい!
いや、何かではなく“カレー”が食べたい!
人形町辺りを流していたので、ここからならカレーの聖地“神保町”も近い(^○^)
ふっ、と横を見るとなんとなく趣のある小さな洋食屋が目に入りました…
ガラス戸越しに見えるオープンキッチン内で働くコックさんが狭い中で懸命に働いているようでイイ感じです
表に貼ってあるカッコ悪いメニューも実直な職人の店らしく返って好印象!
入りま~す 人形町 洋食 キラク カウンターだけのこじんまりしたお店です
接客担当のお姉さん(?)と厨房内には親方らしき方と若者の二人
『カツカレーライス』を頼みます!
オープンキッチンなので“僕のカツカレーライス”を追いかけます
中くらいの鍋に玉ねぎ人参等の野菜が投入され、炒め始めます!
え?そこからかよ~ 今からカレー作るのか?
まさかね… “まかない”でしたよ(^^ゞ 僕の入った時間が2時過ぎてましたからね…
目の前に立っていた若者の後ろにカレーの入っているらしい鍋がコンロに乗っていました
カツを揚げるタイミングを待っているのでしょう、カレー鍋のコンロはまだ火が付いていません
その間、まかないのカレー鍋の野菜を親方が火の上で煽っています
そして中の野菜を鍋の外にも飛ばしています(^^ゞ
プロでもそんなことはあるもんです
で、若い兄ちゃんの方が床に落ちた野菜を拾います
そしてにんにくをすりおろし始めます…
(。´・ω・)ん? 今、手洗った? いや、きっと洗ったんだ! そうに違いない…
お帰りのお客様が一人立ち上がり、接客担当のお姉さんが清算に向かいます
「ありがとうございました~」 厨房内の二人も丁寧に頭を下げます
店の奥に戻ったお姉さんが、ペーパータオルで肉を掴みながらカウンターの上で筋切りも兼ねた穴あけを始めました
(。´・ω・)ん? 今、手洗った? お金もらってから僕の後ろを通り過ぎる間に手洗ったの?
あ~、ペーパータオル使ってるからいいんだ! そ~ゆ~ことなんだ!
その肉が親方に渡り、カツカレーライスの“カツ”になるのでした…
で、カツが揚がるタイミングを待っているのでしょう、カレー鍋のコンロはまだ火が付いていません
こんな間にも他のお客様のオーダーが流れています
その間の若者の働きぶりを観ていると、どうやらまだまだ経験の少ない見習いのようなぎこちない動き…
でももう盛り付けまでやらせてもらって… あ、ランチタイムだからってことか!
そ~ですね、そ~でもしないと人は育ちませんからね! これには文句はありません
でも、彼が盛り付けた後、親方が一目でも見てからお客様に出した方がいいかなと思いますよ…
僕の目の前で盛り付けされたポークソテーはとても¥1750-もらえる心づかいは観れませんでしたから(>_<)
あ、ランチタイムだからってことか!
親方が狭い厨房の中大きく動きました!
カツが揚がり、油切りと余熱を入れる為網の上に立て懸けられています
そしてカツカレーライスのライスを皿に盛り、福神漬を添えます
ココまで来れば素人でも残りの手順はわかります
揚げたてのカツをカットし、アツアツのカレーをかけて“出来上がり”です!
が、(^・ω・^).....ンニュニュ?
若者の目の前にあるカレー鍋のコンロには火が付いていません…
あ~、カレーはどこか別で、常に温められているんだな!
と、思い込もうとする間もなく、親方が若者に言います…
「カレーは?」
実は僕、オープンキッチンなのにもかかわらず、床からモノを拾っても手を洗い忘れる若者に最初から不安を感じてはいたのです…
ホントは何度も「カレー鍋の火は着けないの?」って言いたかったんですよ…
厨房が見えなければ、まぁ多少の“3秒ルール”はあるとしても、これからそれを食べるお客を目の前にして気を抜いてもらっては困るんですよね~!
なんだか、ぴしっとしたところが感じられないんです、彼から…
すでにカツは揚がり、ライスの盛り付けまで終わっている僕のオーダーですが、肝心のカレーは鍋の中で静かに涼しそうに眠っています…
まずは親方がライスの福神漬に接している部分のみ捨て、ライスをジャーに戻します…
僕が親方なら戻さずにまかない用に別にしておきますけどね…
さて、やっと鍋に火が入りました!
が、その途中、鍋を覗き込んだ親方が若者に言います
「少なくネ~か?」 (T_T)
冷蔵庫からストックされたカレーが出てきて鍋に足されます
つまり、温めの時間がまた伸びるわけです…
待つこと数分…
親方が味見をして塩とコショーを足します
そして若者に味見用の皿を取らせ少し盛り付けます
その皿はカウンター外のお姉さんに渡されました
お姉さん:「お出ししてください」 OKが出ました 店のオーナーなのでしょうか? ちょっと意外でした…
盛り付けは若者です(。´ー`)...
ライスの上にカレーをドバーっと… (*「´・ェ・`)?
鍋の半分くらいしかかけてくれません… あの「少なくネ~か?」は何だったんでしょうか?
ただでさえ待たせているのに量を足して時間を延ばしたその意味は?
あ、カレーにこだわりがあって継ぎ足しをして行くってことか…
「カレーを温めるときは2皿分カレーを入れること!」
僕も大人です、10000歩譲ってここでも好意的に捉えます
出てきた「洋食キラクのカツカレーライス」 なんの感動もありません…
カレーは案の定“熱さ”はなく、温かいだけ… (ホントにぬるいんです…)
そして何より、まったくスパイシーさがありません
辛いとか辛くないと言うのではなく、カレーという料理として不可欠なはずの香辛料の存在がどこか遠くへ飛び立ってしまったようです
カツは… 肉はまぁ美味しいのかも知れません… が、ここまで来るといい加減かばいきれません!
僕は外食が苦手なので多くの店で食事をしているわけではないのですが、カレーに関してはお金を払ってお店で食べた物の中でも最高ランクのひどさです!
立ち食いソバ屋さんとかでたまにまず~いカレーがありますが、数百円という値段でなんとか我慢もできます
が、ココのカツカレーライスの価格でこの味では僕にとっては詐欺にあったようなものです
親方のあの塩コショウを足した意味は? お姉さんの“味見”は何のためだったのでしょうか?
(ノ゚Д゚)ノ ε== ┻━━┻ ヤッテラレン!
スーパーでカツ買って、レトルトのカレー食べればよかった(>_<) もう、なんだか悔しいです!
1000000歩譲って、カレーは専門じゃないから…
と言うのであれば、早くこの不味さに気づいてメニューから外すことを勧めます
が、別にそのままでもかまいません 僕は絶対にもう行かないので…
衛生管理への意識の低さ、手際の悪さ、味の不味さ… これはすべて親方のせいなのですが、それを仕切っているようなお姉さんの存在…
どちらに最終権限があるにせよ、たった10席強のカウンターのみ店で客が何を観ているのか、厨房で何が起きてどんなものが提供されているのかを把握できないのですから修行が足りないと言うしかありません…
僕は昔、レストランのサービスや厨房の手伝いをしていたことがあるので見る目が厳しいのかも知れませんが、でもその経験はほんの数年で、料理ができるわけでも完璧なサーブができるわけでもないのです
そんな僕の目から見ても、今回目の前で繰り広げられた光景は驚きでした
パート・アルバイトのみで回しているような牛丼チェーンとかなら「しょうがないなぁ~」もありですが…
入店時から作り始めていたまかないは想像通り“カレー”でした…
「グリコの2段熟カレー」
できればそっちを戴きたかったです… グツグツと美味しそうでしたから…(^_^;)
普段、お店で食事する時も「いただきます」「ありがとうございます」「ごちそうさまでした」は自然と言う僕ですが、終始完全無言で店をあとにしました
その後、神保町のカレー屋さんの前を通るのが辛かったなぁ~
人形町 洋食 キラク カツカレーライス ¥1650- 也
↓こちらでなら半分以下の価格で普通のカレーライスがいただけます…
カレーハウスCoCo壱番屋
すき屋
ほっともっと
アース製薬 薬用石鹸液体ミューズ
文句に聞こえるかも知れませんが、最近の中でイチバン衝撃的と言うか、おもしろい?出来事だったのです…
スポンサーサイト
| ホーム |