愛しき者はすべて去りゆく (2007) GONE BABY GONE
子供の日に観るのにふさわしいのか、否か…
そんなことを考えて選んだわけではないのだけれど、やはりGWに観るには重すぎてキツイ作品でした
んじゃぁいつ観ればいいのかと言えば、それもわからず…
重くてキツイのですが、見ごたえのある作品でした

こんなに可愛い子が誘拐されてしまうストーリーはハードボイルドなミステリー
素晴らしい作品なのに日本では劇場公開されなかったとのこと…
・俳優ベン・アフレックの初監督作品
・主演がベン・アフレックの弟
・モーガン・フリーマン、エド・ハリス、ジョン・アシュトンも出てる
と、言った具合で話題に暇がないにもかかわらず…
主人公の探偵コンビが“なんか弱い”んじゃないかと感じました
TVシリーズとかでじっくり馴染んで行けるのなら良いのでしょうが、映画の中心に置くには求心力不足…
重すぎるテーマのハードボイルド映画
(作品中でも言われてたけれど)この作品の主人公にしては…
“童顔”過ぎる!
相棒の女性もこれといった特徴を引き出せないまま… 残念
クライマックスにちょっと無理があると言うか、最後に2時間サスペンスの断崖絶壁のような舞台設定になっちゃってちょっと安っぽく思えました
どっかで見たような“画”ですね…
さて、文句は言いつくしました(^^ゞ
ベン・アフレック監督、いい監督かも知れません
マット・デイモンとの共同脚本で知られる「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」でも感じましたが、“人間”に対して“社会”に対して非常に真摯に向き合う人なのではないでしょうか
誠実な作品作り、明確な問題提起(複雑すぎて解決できない問題だとしても…)
同じ俳優出身監督のクリント・イースト・ウッドとイメージが重なります
前半の誘拐劇は、決してスリリングではないけれど展開が良く、モーガン・フリーマンの役どころもピッタリ!
主人公の相棒“アンジー”が誘拐された“アマンダ”を追って崖から躊躇なく湖に飛び込むシーンは、それまで目立たなかった彼女がどんな人なのかが垣間見えて良かったです
(そのあとまた引っ込んじゃうんですけどね…)
後半の2転3転するストーリーは素晴らしいと感じながらもどんどん気が重くなってゆきます…
あまり良いことを書けなかったのですが、凄い作品なのです
絶対に観ておくべき作品だと思います(元気なときにね…)
僕はこの作品、もし誰かと一緒に観たなら鑑賞後どう会話していいかわからないです…
あなたならどう思うのでしょうか?
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