リアル・スティール (2011) -REAL STEEL-
金曜の夜、観てきましたよ~
オープニングが割りと渋くて、ロボット積んで走り回るヒュー・ジャックマンがカッコイイ!(トラックがまたいい形!)
そのカッコイイ彼がぜんぜんダメおやじで・・・
凄く上手く出来た映画で満足度が高かったです
見せ場は勿論、モーションキャプチャーを使ったCGロボットの格闘シーンで、そのロボットがホントに素晴らしいのですが、あえてそちらに感情移入させないようなつくり…
あくまでも主役は人間であって、テーマは親子愛と言うわけです
それでも主役の一人でもある旧式ロボット“ATOM”には“ロッキー”の姿が重なり応援せずにはいられない…
ロボットにしても格闘系のゲームにしても世界最高峰にある日本をかなりフィーチャーしているのが現実感を持たせている気がします
ほぼトントン拍子で話が進み予定通りに終わるのですが、これはあくまでも子どもと親が一緒に楽しむためのファミリー映画です
さすがディズニー、軸がぶれない作品作り...
目標地点は“親子愛”ですが、お父さんの彼女との“愛”もロボットの格闘も、更には物語を冗長にしないように悪い人も出さなくっちゃいけない・・・と、言う感じで盛り沢山なので、ストーリー自体は薄い感じで大人には物足りないと思います
これほど高性能なロボットが、貧乏人のチャーリーにも買えると言うのにボクシング以外の生活には全く出てこないってのが不自然で、つまり世界観の設定に統一性が無いってところがお子様向けたるゆえん…
僕が一番気になったのは息子マックスの人物設定です
父親なしで11年育ち、母を亡くし… 裕福で愛してくれる叔母がいて(母没後)生活には不自由なく、ゲーム(特に格闘系)が好きで、でも父に預けられている間に友人との連絡は一切なし… 大人の嘘を見抜く鋭い洞察力と、雨の中一晩かけて崖っぷちでロボットを掘りだせるほどのど根性と体力の持ち主で、パンク系モヒカン・アングラボクサーと対等に駆け引きするわ、大観衆の前で物おじせずにダンスを披露し、とてつもなく流暢にマイクパフォーマンスをこなす!
僕にはマックスと言う人間の背景と言うものが全く見えず…
実はクリプトン星からカプセルに乗ってやってきた赤ん坊だったって言うのなら納得もできるのですが、彼と言う人間が『A.I.』のデイヴィッド少年(彼も11歳)のようにこの映画のためだけに造られた“ロボット”にしか見えませんせした
チャーリーを立ち直らせるために亡き妻から送られた『A.I.』(愛)…
(あれ、僕今うまいこと言ってません? 違う? (^・ω・^).....ンニュニュ?)
そう思って観れば納得も感動も出来るのかも知れません
最後の最凶ロボット“ゼウス”と“アトム”の試合は正しく“ROCKY”
♪Gonna Fly Now~♪ 音楽を差し替えて観たいくらいです(^^ゞ
そして死闘の最終ラウンド! 熱くなりました!
最終ラウンドを観ていて頭に浮かんだのは…
モビルスーツの性能の違いが、戦力の決定的差でないということを教えてやる! でした
終了のゴングの後チャーリーが会場にいる彼女ベイリーのことを「エイドリアーン」って呼びます!
盛り上げ過ぎな感じのラストでしたが、さわやかです!
娘と観るなら「タンタンの冒険」 息子と観るなら「リアル・スティール」
世の中のお父様方、冬休みに是非!
僕は何が言いたいんだ~?
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