50/50 (2011) -フィフティ・フィフティ- 僕もフィフティ・・・
辰年と言うことですが、自分で龍を撮った覚えがない(^・ω・^).....
だけどそんな感じのものはどこかにあったはず…
通勤途中、日本橋で撮った“麒麟”なのですが、「キリンビールのファンでなければこれがキリンとは気付くまい…」と言うことで新年のご挨拶に使わせていただきました
新年早々映画ネタを絡ませていただきました…
さて、年末のお休み30・31日と家から出ることなく映画観たり一向に弾けるようにならないGuitarをいじったりと、インドアな2日間を過ごしました
恒例の“石坂=金田一”は『悪魔の手毬唄』を観たのは前出の通り
他にも数本観たのですが、2011年の締めくくりは『君がいた夏(1988)-STEALING HOME-』と『1999年の夏休み(1988)』でした
“夏”づくしで季節はずれでしたが…
どちらももう何度も観ているのに毎回グッと来る作品… 音楽もイイんですよね~
まったく毛色の違う二つですが、どちらも繰り返し観てしまうお気に入りなのです
さて、明けて新年!
いい加減、外に出て体を動かさなければイケません┗( ̄^ ̄)┛
てっとり早く自転車に乗って映画館に行こ~! ってことで、何観るか検討していると観たいと思っていたのに忘れていた作品が目にとまりました
老舗の新宿武蔵野館、久しぶりに行きました…
最後にここで観たのは『セカンドベスト/父を探す旅(1994)-SECOND BEST-』でした
僕は“ウィリアム・ハート”ファンでしたからね
彼はこの作品の翌年の『スモーク(1995)-SMOKE-』までが良かったのですが、その後なんか冴えなくて…
上映まで時間があったので“Kirin City”でハートランドを飲みましたよ~
新年初ビールが華やかな香りのキリン・ハートランドで良かった…
僕、キリン・ファンです!
で、『50/50』・・・
2012年は僕もイヨイヨ“50歳!”
だからと言うわけではないのですが・・・
これは僕の半分の年齢の青年のお話しです
27歳 ガン告知 生存率50/50
お正月から観るようなテーマではないようですが、不思議なことに“コメディ”なのです
主演は“ジョセフ・ゴードン=レヴィット”
と、僕としてはちょっと覚えるのに苦労しそうなお名前…
初めて観た・・・と思っていたら、とんでもない! あの『インセプション(2010)-INCEPTION-』で“アーサー”って“ディカプリオ”の頼りになるクールな相棒をやってた人だって!?
そう言われてもわからないほど印象が違う!
主人公“アダム”は告知の後も淡々と暮らし、親友“カイル”も変わらず、いや、友の病気をナンパのネタに使うなど無頓着な振る舞いを見せる…
この“カイル”がこの映画のムードメーカーです
『ショーン・オブ・ザ・デッド(2004)-SHAUN OF THE DEAD-』の“エド”、『ハングオーバー!-THE HANGOVER-』における“アラン”のような…
もう一人、重要な存在が24歳の新米セラピスト“キャサリン”
医師としては頼りないけれど真正直な彼女の存在がこの作品に軽快なリズムを与えていると思います
登場人物の少ない映画ですが、出てくる人達の存在感があって濃密な感じがします
映像表現も素敵な所がありました
抗がん剤治療後の“アダム”がちょっとわけあってハイな気分で病院内を歩いているシーンが素晴らしかった
抗がん剤で気持ち悪い状態の彼を見せず、このシーンを流すところが作品のトーンを崩さなくて良かったと思うのです
それでもクライマックスでは手術(死)への不安を爆発させるし、怖くて母にすがりつくのです…
脚本家の実体験を元に書かれたストーリーと言うだけあって、病人の“心境”を大げさにせず繊細に描いているなと感じました
僕も自分が病気をした時の気持ちと重なる所があって共感できました
手術前日、酔っ払った無神経な親友“カイル”を部屋に送って行ったとき、トイレで“アダム”があるものを見つけます・・・
そこで泣きました (´;ω;`)ぶわっ “カイル”お前って奴は…
死に至る病をコメディーに!
それもまじめな青年が淡々と暮らしていく… とても地味です…
「人生最後だ~!」と世界旅行に行ったり、スカイダイビングとかしません…
せいぜい病気をネタに女の子を飲み屋で引っかけるくらいが山場です(^^ゞ
映像だってちょっと彩度が低めに感じます・・・
でも素晴らしい作品でした
2012年の最初にこんなイイ作品を観れて幸せです
そしてもぉナント言ってもラストシーンが絶妙… 今年最高(ノ ̄0 ̄)ノオ~!
映画館を出ると日が暮れ始めていました
さて、どうしようかな…
ハタ、と思い付いて新宿から一気にローカルな赤羽へ!
去年からお気に入りの「トロ函」の赤羽店へ行ってみましたよ~ひとりで(T_T)
こちらは混んでましたよ~
で、「ひとりなんですけど…」と告げると「いや~どうぞどうぞ!」と歓待してくれました
店長と呼ばれるおじさんと主に外で鮪のカマとか焼いているおばさんの素晴らしい接客で食べる前から心地よい
上野のトロ函の接客の良さと通じるものを感じて、帰り際に店長に「上野には何回か行ってるんですよ~ あちらも接客がイイんですよね~」と話したら、「あ~あっちは私週末だけ行ってるんですよ~」との返事
合点が行きました!
あの接客はこの店長の教えの賜物なのですね~!
上野に比べると赤羽の方がまだ全体の動きが良くないので、店長がいろいろ注意をしていました
「もっと動け~」 「ご注文ちゃんと聴け~ オーダーミスが多いぞ!」
普通、こう言う注意って客前ではしない所が多いし、そ~ゆ~ことはお客の気分も壊しかねないのですが、この店長の言葉は不思議と嫌味を感じません
逆に店内の活気に繋がっているようです!
きっと上野も最初はこうだったのかも…
に、しても、この店で働いている若者は幸せだなぁと思います
この店長に認められればそれはつまりすばらしい接客が出来ているってことですからね!
この店長は叱り上手です 最近滅多にお目にかかれません!
「トロ函」ファンになっちゃうな~
こいつぁ~2012年初日からイイことづくめだ~!