マタンゴ -Matango-
ロッカリアさんの「シャイニング」に続き、MOVIE-DICさんの「マタンゴ」を観ました!
東宝の変身人間シリーズ中、1番好きな作品です
私が生まれた翌年の作品とのことで、当然劇場ではなくTV放映で初めて観て以来、何度観たことか…
都内… 病室… 患者の語りから始まる… こ~ゆ~のは大好物です(^^ゞ
「みんな僕のことをキチガイだと思っているんでしょ?」
オープニングから今のTVならいきなり“ピー”が入る台詞。



今なら素人でも使わないようなトランジッション\(◎o◎)/ そして帆の画にクレジット(^_^;)ナンカスゴイナ オイ…
さて「キチガイ」と言う言葉を知っているでしょうか?
コノ言葉、ハッキリいつとは言えないけれど私の知る限り少なくとも数十年以上前から放送では流れていません。
義務教育で教える言葉でもないので、親がしょっちゅう使うような家庭で育たなければ聞く機会がないのです。
実際、今は社会人となっている友人の娘に中学生の頃「オマエはジャニーズキチガイだな!」って言ったら「え、キチガイってなに?」と聞かれ驚いたことがある。
使われない言葉は消えてゆく…
汚い言葉は使わないようにしようと思います(^_^;)
似たような?ことで、東京千代田区で路上禁煙を開始した時、正直僕は「そりゃぁ無理でしょ!」と思っていましたが、今では千代田区どころか街でも公共の場所でタバコを吸っている奴はいません… (-。-)y-゜゜゜
世の中って少しづつ変わっていくもんなんですね!
で、「マタンゴ」
コノ映画には時の流れを非常に強く感じさせてくれることがもう一つあります
子供の頃にTVで観て強烈に印象に残っているのは、キノコ人間に囲まれながら笑いながら女性が手招きしているシーン!


私にとって「マタンゴ」は怪物恐怖映画そのものだったのです…
ところが大人になって観たら、むしろバンデル星人のような“マタンゴ”が出てくるのはほんの少しで、「コレは人間の欲望を生々しく描いた作品だ」と気付かされたのでした…
そもそも子供向けの映画じゃなかったんですね~
ですが、初めのヨットのシーンなんかはしょぼかったです(ToT)/


画作りも記念写真かっ!って感じです… 木箱に記された『Matango』の文字、わかりやす~(#^.^#)


それでもミニチュアを使った特撮部分は今見てもなんか好きなんですよね~



ミニチュアってわかてっても雰囲気満点! いいぞ円谷!
役者の芝居が特に上手いってこともないのに、かなり強烈な罵り合いというか、本音を言っていわゆる空気を乱すセリフが多いのに、この状況の中だと筋が通っているから、いつ秩序が崩壊してしまうのかハラハラさせられます
結局、怖いのは人間だ!って思わせられます(T_T)アレ? ナンカ ニホンゴガオカシイ…
この辺りが大人の映画たる所以なのでしょうね…
クライマックスの彼女を助けにマタンゴの集団に突入!のシーンは、キノコの着ぐるみ~ズが僕としてはちょっと笑いの方の琴線を震わされるくらいしょぼい動き方だったのでキャプチャーしませんでした(T_T)/~~~
ただ、捕らわれた女性が「せんせ~ せんせ~」と呼ぶ声は不気味で効果的でした!
命辛々島からの脱出の図… いい画ですよね!
そしてオープニングに戻るわけです! こ~ゆ~作りが僕は大好きなんです

このあと、今風にいえば『衝撃のラスト!』ってことになるんですね… (今風でもないか…)
ひとり帰り着いた村井助教授(助教授なので「せんせ~ せんせ~」って呼ばれてました)の最後のセリフ
東京だっておなじことじゃありませんか…
みんな人間らしさを失って…
同じですよ…
あの島で暮らしていた方が幸せだったんです…
窓の外のセットの夜景 BGMとともに建設現場の音が被ります
昭和38年と言えば翌年にオリンピックを控え、環境が一気に変わっていく時ですから、それに対しての警鐘のような意味が込められていたのでしょうが、唐突過ぎるような気がします…
島での宿となっていた難破船が“核爆発の海洋汚染調査船”だったりと、なにやら言いたいことは多々あるようですが、ちょっと中途半端です
ラストは「せんせ~ せんせ~」という“声”の響く中、『俺を島に帰してくれ~』みたいな叫びで終わった方が良かったと思うんですが、いかがでしょうか?
ところで・・・
『マタンゴ、最後の逆襲』という続編の小説があるのだそうですね!
非常におもしろいとのこと…
老眼になってから本を読む(眼鏡を掛けるのが辛い)ことがほとんどなくなってしまったのですが、がんばって読んでみようかしらと思っています┗( ̄^ ̄)┛!
腰の痛みも引いて来て、今日は整体もやってもらって…
明日から仕事に行けそうです!
ご心配をおかけいたしました<(_ _)>」
東宝の変身人間シリーズ中、1番好きな作品です
私が生まれた翌年の作品とのことで、当然劇場ではなくTV放映で初めて観て以来、何度観たことか…
都内… 病室… 患者の語りから始まる… こ~ゆ~のは大好物です(^^ゞ
「みんな僕のことをキチガイだと思っているんでしょ?」
オープニングから今のTVならいきなり“ピー”が入る台詞。



今なら素人でも使わないようなトランジッション\(◎o◎)/ そして帆の画にクレジット(^_^;)ナンカスゴイナ オイ…
さて「キチガイ」と言う言葉を知っているでしょうか?
コノ言葉、ハッキリいつとは言えないけれど私の知る限り少なくとも数十年以上前から放送では流れていません。
義務教育で教える言葉でもないので、親がしょっちゅう使うような家庭で育たなければ聞く機会がないのです。
実際、今は社会人となっている友人の娘に中学生の頃「オマエはジャニーズキチガイだな!」って言ったら「え、キチガイってなに?」と聞かれ驚いたことがある。
使われない言葉は消えてゆく…
汚い言葉は使わないようにしようと思います(^_^;)
似たような?ことで、東京千代田区で路上禁煙を開始した時、正直僕は「そりゃぁ無理でしょ!」と思っていましたが、今では千代田区どころか街でも公共の場所でタバコを吸っている奴はいません… (-。-)y-゜゜゜
世の中って少しづつ変わっていくもんなんですね!
で、「マタンゴ」
コノ映画には時の流れを非常に強く感じさせてくれることがもう一つあります
子供の頃にTVで観て強烈に印象に残っているのは、キノコ人間に囲まれながら笑いながら女性が手招きしているシーン!


私にとって「マタンゴ」は怪物恐怖映画そのものだったのです…
ところが大人になって観たら、むしろバンデル星人のような“マタンゴ”が出てくるのはほんの少しで、「コレは人間の欲望を生々しく描いた作品だ」と気付かされたのでした…
そもそも子供向けの映画じゃなかったんですね~
ですが、初めのヨットのシーンなんかはしょぼかったです(ToT)/


画作りも記念写真かっ!って感じです… 木箱に記された『Matango』の文字、わかりやす~(#^.^#)


それでもミニチュアを使った特撮部分は今見てもなんか好きなんですよね~



ミニチュアってわかてっても雰囲気満点! いいぞ円谷!
役者の芝居が特に上手いってこともないのに、かなり強烈な罵り合いというか、本音を言っていわゆる空気を乱すセリフが多いのに、この状況の中だと筋が通っているから、いつ秩序が崩壊してしまうのかハラハラさせられます
結局、怖いのは人間だ!って思わせられます(T_T)アレ? ナンカ ニホンゴガオカシイ…
この辺りが大人の映画たる所以なのでしょうね…
クライマックスの彼女を助けにマタンゴの集団に突入!のシーンは、キノコの着ぐるみ~ズが僕としてはちょっと笑いの方の琴線を震わされるくらいしょぼい動き方だったのでキャプチャーしませんでした(T_T)/~~~
ただ、捕らわれた女性が「せんせ~ せんせ~」と呼ぶ声は不気味で効果的でした!

そしてオープニングに戻るわけです! こ~ゆ~作りが僕は大好きなんです

このあと、今風にいえば『衝撃のラスト!』ってことになるんですね… (今風でもないか…)
ひとり帰り着いた村井助教授(助教授なので「せんせ~ せんせ~」って呼ばれてました)の最後のセリフ
東京だっておなじことじゃありませんか…
みんな人間らしさを失って…
同じですよ…
あの島で暮らしていた方が幸せだったんです…
窓の外のセットの夜景 BGMとともに建設現場の音が被ります
昭和38年と言えば翌年にオリンピックを控え、環境が一気に変わっていく時ですから、それに対しての警鐘のような意味が込められていたのでしょうが、唐突過ぎるような気がします…
島での宿となっていた難破船が“核爆発の海洋汚染調査船”だったりと、なにやら言いたいことは多々あるようですが、ちょっと中途半端です
ラストは「せんせ~ せんせ~」という“声”の響く中、『俺を島に帰してくれ~』みたいな叫びで終わった方が良かったと思うんですが、いかがでしょうか?
ところで・・・
『マタンゴ、最後の逆襲』という続編の小説があるのだそうですね!
非常におもしろいとのこと…
老眼になってから本を読む(眼鏡を掛けるのが辛い)ことがほとんどなくなってしまったのですが、がんばって読んでみようかしらと思っています┗( ̄^ ̄)┛!
腰の痛みも引いて来て、今日は整体もやってもらって…
明日から仕事に行けそうです!
ご心配をおかけいたしました<(_ _)>」
終
コメント
こんばんは。
白くじらさん<(_ _)>
子供のころは訳もわからず怖かったのでしょうね…
霧に包まれた絶海の孤島 謎の難破船 途切れた日記・・・
好きなんですよ(。´ー`)
真面目に作ってくれるのならリメイクして欲しいです
最後の終はこの時代の映画の最後からとりました…(^^ゞ
あと、実は画や文字のセンタリングができることがわかって使いたかったんです
なので最初のポスターもセンターなんです・・・(*→‿←)ノ
霧に包まれた絶海の孤島 謎の難破船 途切れた日記・・・
好きなんですよ(。´ー`)
真面目に作ってくれるのならリメイクして欲しいです
最後の終はこの時代の映画の最後からとりました…(^^ゞ
あと、実は画や文字のセンタリングができることがわかって使いたかったんです
なので最初のポスターもセンターなんです・・・(*→‿←)ノ
コイツは面白いよね~。
この歳になっても何回か見直してるけど、これこそホラー映画の見本だね。(妙にエロいし…)
ただ、最後のマタンゴの造形は、今では厳しいか…。
でも食玩で持ってるけど…。ソフビは高いのだ…。
オープニングがラストと綱っている。確かにいい編集で、当時としては画期的なエンディングでした。
腰の方、油断禁物ね!
この歳になっても何回か見直してるけど、これこそホラー映画の見本だね。(妙にエロいし…)
ただ、最後のマタンゴの造形は、今では厳しいか…。
でも食玩で持ってるけど…。ソフビは高いのだ…。
オープニングがラストと綱っている。確かにいい編集で、当時としては画期的なエンディングでした。
腰の方、油断禁物ね!
ロッカリアさん(*^^)v
あ、ロッカリアさん、今そっち行ってたとこ(^O^)/
ギックリ休暇でナニ観ようかなと思ってチラッと“マタンゴ”が脳裏に浮かんでたところで白くじらさんの「MOVIE-DIC」で取り上げられたもんだからタイムリーな感じでまた観ちゃいました(^^ゞ
僕こんな感じのパターンで最高に好きなのがデ・パルマ監督の「ミッドナイト・クロス」
「ミッドナイト・クロス」は僕の好きな映画の中でもトップクラスに位置する作品です!
オープニングとエンディングの繋がる良き作品がありましたら教えてください<(_ _)>
マタンゴのデザインはそんなに悪いとは思いませんが、見せ方がダメダメでしょ~(-_-メ)
>食玩で持ってるけど…
こんど画像上げてください(^^ゞ 観たい~
ギックリ休暇でナニ観ようかなと思ってチラッと“マタンゴ”が脳裏に浮かんでたところで白くじらさんの「MOVIE-DIC」で取り上げられたもんだからタイムリーな感じでまた観ちゃいました(^^ゞ
僕こんな感じのパターンで最高に好きなのがデ・パルマ監督の「ミッドナイト・クロス」
「ミッドナイト・クロス」は僕の好きな映画の中でもトップクラスに位置する作品です!
オープニングとエンディングの繋がる良き作品がありましたら教えてください<(_ _)>
マタンゴのデザインはそんなに悪いとは思いませんが、見せ方がダメダメでしょ~(-_-メ)
>食玩で持ってるけど…
こんど画像上げてください(^^ゞ 観たい~
へぇ、変身人間シリーズというのがあったんですね。・・・それっていろいろ被って作りづらい気が。他にはどんなものに変身してるんでしょう?
白くじらさんの記事を読んで観たいと思ってたところでしたが、HAMさんまで観たとなれば、もう観るしかないですね!
頑張って近日中に観たいと思います。模型とマタンゴの着ぐるみをみるのが楽しみ~♪
ちなみに、キチガイって今でも親が使ってますよ。汚い言葉だと思ってないみたいで・・・。悲しいなぁ。
白くじらさんの記事を読んで観たいと思ってたところでしたが、HAMさんまで観たとなれば、もう観るしかないですね!
頑張って近日中に観たいと思います。模型とマタンゴの着ぐるみをみるのが楽しみ~♪
ちなみに、キチガイって今でも親が使ってますよ。汚い言葉だと思ってないみたいで・・・。悲しいなぁ。
たびたびすみません
あ、悲しいといっても、汚い言葉を使うことというより、使い方なんですけどね。ジャニーズキチガイとか釣りキチとかは別に悪い印象はないと思いますし。
またたびすみませんo(^・x・^)wニャオン
宵乃さん(*→‿←)ノドモッ
東宝変身人間シリーズと言うものがあるとはいえたった4作品…
『美女と液体人間』、『電送人間』、『ガス人間第一号』『マタンゴ』
と、思ったら改めてウィキで見てみたら『マタンゴ』は番外編的扱いなのだそうで、正確には3作品ですって…
2010/05/02(日) に『ガス人間第一号』の記事を『天井桟敷の人々』と一緒に書いてありますのでよろしければ…
「キチガイ」という言葉ですが、たぶん今の20代以下の人たちは意外と知らない(使わない)人も多いんじゃないかと思います…
僕の世代はバリバリ使っていましたから結構自然に「あ~ゆ~キチガイは相手にしない方がイイよ」なんて具合に自分を棚に上げて使ったりします(^_^;)
昔の作品を見ていると言葉の問題もよく出てきますが、変わったなぁと思うのは“タバコ”です(-。-)y-゜゜゜
子供番組の「怪奇大作戦」や、あの「ウルトラセブン」なんかでも結構スパスパやってます
「謎の円盤UFO」などでも秘密基地の中でスパ~って… コンピュータいっぱいあんのにね…
僕もヘヴィースモーカーでしたが今は吸いませんからね…
禁煙じゃないの 吸わないだけ…(^^ゞ
いつ吸ってもイイことにしてるんで我慢じゃないの… 気の持ちようですね(笑
あぁ~、マタンゴマタンゴ… 楽しんでくださいね(*´∇`)ノシ マタネ~♪
東宝変身人間シリーズと言うものがあるとはいえたった4作品…
『美女と液体人間』、『電送人間』、『ガス人間第一号』『マタンゴ』
と、思ったら改めてウィキで見てみたら『マタンゴ』は番外編的扱いなのだそうで、正確には3作品ですって…
2010/05/02(日) に『ガス人間第一号』の記事を『天井桟敷の人々』と一緒に書いてありますのでよろしければ…
「キチガイ」という言葉ですが、たぶん今の20代以下の人たちは意外と知らない(使わない)人も多いんじゃないかと思います…
僕の世代はバリバリ使っていましたから結構自然に「あ~ゆ~キチガイは相手にしない方がイイよ」なんて具合に自分を棚に上げて使ったりします(^_^;)
昔の作品を見ていると言葉の問題もよく出てきますが、変わったなぁと思うのは“タバコ”です(-。-)y-゜゜゜
子供番組の「怪奇大作戦」や、あの「ウルトラセブン」なんかでも結構スパスパやってます
「謎の円盤UFO」などでも秘密基地の中でスパ~って… コンピュータいっぱいあんのにね…
僕もヘヴィースモーカーでしたが今は吸いませんからね…
禁煙じゃないの 吸わないだけ…(^^ゞ
いつ吸ってもイイことにしてるんで我慢じゃないの… 気の持ちようですね(笑
あぁ~、マタンゴマタンゴ… 楽しんでくださいね(*´∇`)ノシ マタネ~♪
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マタンゴ
あの島で暮らしていた方が幸せだった! 1963年(MATANGO)製作国:日本監督:本多猪四郎原案:星新一、福島正実(ウイリアム・ホープ・ホジスン「闇の声」から)製作:田中友幸 製作総指揮:脚本:木村武撮影:小泉一音楽:別宮貞雄amazon.co.jpで詳細を見る。 笠井産業の青年…
映画「マタンゴ」観た
制作:日本’63監督:本多猪四郎原作:ウィリアム・ホープ・ホジスンジャンル:★特撮/ホラー7人の若者を乗せたヨットが、嵐で無人...
« 時間が足りないんじゃなく、気力が足らんのじゃ! l ホーム l シャイニング -Stanley Kubrick's THE SHINING- »
やっぱり当時観ていると、このマタンゴは恐いでしょうねぇ。
初めのヨットのシーンは、私もチャチいと思いましたし、海をバックにしたときも明らかに特撮でしたが、当時の技術としては仕方がないですね。
記念写真は、まさにごもっともです。
そう、意外と筋の通っている話をするので、みんな納得してしまうのが…でも、おかげで余計に鬱憤が積もったのかもしれませんね。小山が根っこをしゃぶってでも食料さがせ!と怒鳴ったのはうなづける話です。そのあとで、とんでもないことしてますけど。
今となっては使い古された、最初と最後ですが、こういうのもオチも新鮮だったのではないでしょうか。
ラストの「終」がなにげにいい!
トラックバックさせていただきました。
「せんせ~ せんせ~」
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「せんせ~ せんせ~」