桐島、部活やめるってよ (2012)
ある決意を持って映画館に向かいました
実際、こんなバカなことをしたいがために映画館に行っても良いのだろうかとも思いましたが…
『桐島、部活やめるってよ』を観てまいりました
内容はまったく知らず、好きな俳優が出ているわけでも無く、監督の名前も知りませんでしたが、なによりこのタイトルが気に入ったのです
所謂レコードで言うところの“ジャケ買い”のようなものです
このタイトル『桐島、部活やめるってよ』を皆さんはどう読みますか?
ただの棒読みではなく、クラスメイトに話題を振るように読みませんか? 読みますよね!
で、僕は思ったわけです「これはおもしろいぞ!」と…
何が?って言うとそりゃぁチケットを購入することに決まっているじゃありませんか~
この日ばかりはオンラインチケットの購入はダメです
カウンターでなければなりません
遅い時間に行ったのですが自分の前に10組ほどのお客が列を作っていました
待つこと5分程でしたか、いよいよ僕の番です
そしてついにチケット販売のお姉さんに言いました
「え~8時30分からの (ここで一拍置いて、お姉さんの顔を見て語りかけるように…)
『桐島、部活やめるってよ』
・・・を一枚(最後に笑顔!)」
(ノ ̄0 ̄)ノゥオ~ お姉さん“クスッ”と笑ってくれましたよ~! (ノ ̄ω ̄)ノ~ わーい!
もう満足です 行った甲斐がありました! 映画観なくても良いくらいです
が、もちろん観てまいりました
笑いを撮れるタイトルから想像していたものよりは、繊細なところの多い青春映画で楽しめました
原作がベストセラーだそうですが、思うに映画の方はそうはいかない予感はします…
なぜなら、作品を観終わった周りの人がこんな事を言っていたからです
「わかった?」 「原作読んどかないとダメなのかな?」
退場する間に3組ほどからこんな声が聞こえましたよ、20組くらい観ていてね…
僕としては、なんでも出来ちゃう男の子:菊池が冴えない映画部:前田と絡むクライマックスはイイな~と思ったのだけれど、菊池で終わる最後のシーンはガッカリでした…
観ていない方にはさっぱり?な話ですが、「なんで最後に“桐島”なのかと…」
いや、もしかしたら僕の考えたこととはまったく逆の意味を持っているのか…
なんやかんやと解釈の次第で印象の変わる作品だと思います
たぶん自分なりの解釈が出来なかった方が「???」と帰って行ったのでしょう
この作品、少しだけ時間を逆行させ、話をオーバーラップさせながら進めて行きます
僕としては大好きな手法なのですが、この映画での必要性が感じられませんでした
オーバーラップのシーンでカバンの持ち手が違ったりしているように見えたのですが、そ~ゆ~ところで一気に褪めてしまうのがこの手法を使う作品のリスクですね
さらに、話に絡んでくる女子生徒がすべて可愛いってのはうれしいけれど有り得ない…
僕の時代とは観た感じが全く違うのですが、やっていることは全くと言っていいほど一緒で、とても学生時代をリアルに描いてある所が素晴らしいのに、そのリアルを余計なところで消してしまったような気がしてなりません
褒めたり貶したりですが、僕はもう一回観たいような気がするような気がしそうです
(ノ ̄^ ̄)ノ ┻┻ いったいどっちだ!
映画の中で映画部:前田が8ミリカメラを落として壊すのですが、僕も昨日はライブでコンパクトデジカメを落として壊し、今日は自転車乗るときにしているadidasのサングラスを落として壊しました…
前田が壊れたカメラを見ていた時の心境を僕ほどリアルに感じていた人は他にはいないでしょう(ToT)/~~~
修理代のことを考えると酒を飲まずにはいられません…